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実家の父親(オヤジ)の病院通い送迎をやっている。 前は何時間も待って大変だったけど、ちょっと空いてる金曜日にしてもらえるようになって30分ぐらい待てば呼んでもらえるようになり本当に助かる。ありがたい。
しかし、あのオヤジが病院から帰ると「ありがとう」なんて言うから困る。 私の事は恐ろしいようだ。
でも同居してる兄弟には、とんでもないことを言ってるみたいで妹からLINEが来た。
「うちに野良猫住み着いてるんだけど、あんちゃんが猫に石ぶつけてるって親父が騒いでる。 ちなみに、石なんてぶつけてない。」
大変な思い込みだ。
へんぴな所に家があるせいで、猫を実家の付近に捨てていく人がたまにいる。
今は黒いハチワレの野良猫が居てオヤジは餌や水を置いている。 飼ってる猫も歴代の猫も本当に可愛いがってきた。
我が子には血も涙もない人間なのに。
妹のLINEの続きには
「自分は鳥に鉄砲花火で追い払ってる。それは問題ないらしい。」
おそらく猫の餌を狙っている鳥を追い払おうとしているのだと思う。 オヤジは、脳梗塞で半身不随のため猫も捕まえられないし、鳥も追えない。
すごく田舎だからいいけど、都会だったら大問題だ。

ずーっと吸っていた煙草をやめた。
数日前に。信憑性が薄い。
禁煙なんて絶対無理だと思っていたし、煙草を吸わないと名探偵ポアロみたいに「灰色の脳細胞」になって、思考も何も停止する。
しかし身体に良くない。それに私は自分が煙草を吸ってるくせに、他人が人前で煙草を吸ってることにエラく迷惑だし、蔑んで見ている。
とんだ自己中だ。
やめよう、これがラストのひと箱だと毎回そう思って煙草を買っていた。
私はできるはずだ。
酒も2年前からほぼ飲んでいない。
舅の通夜と四九日で楽しい酒を飲んだけど、あとは数回飲んだだけだ。
元々、そんなに晩酌もしなかったけど、居酒屋で飲んでると店主のオヤジがわざわざ「いやぁ強いねぇ」と言いに来たぐらい強かった。
飲むのは好きだけど酔った状態が不快だし、酒で嘘臭い人生を送っている人間を蔑んでいたので自分から酒を求めて飲むのはやめる事にした。

酒も煙草もやめてクリーンな人生をと思ったが、禁煙は恐ろしいほど体重が増える。

昨日、ようやくドライブに出かけた。
オーシャンビュー
なんつってたら出発5分後に夫が腰痛とか言いやがって、コンビニでシーチキンおにぎりを買って帰って来た。
あのオヤジ。

空き家状態の夫の実家に行き、毎日通って少しずつ庭の雑草取りをしようと思い、長い柄の草刈鎌を買って行った。
到着してみると庭にボーボー伸びているはずの草がないのだ。さっぱりと草が刈ってある。
この家の手入れをしてくれるのは夫の妹しかいない。
電話して聞いてみたら、一週間くらい通って草取りをしてくれたようだ。
ありがたい。

昔のことを考えると、夫の妹とはこんな日が来るとは夢にも思わなかった。
まさしく血も涙もない「鬼千匹」の人だったのに。
年をとったのだ。

夫の実家が空き家状態で草がひどいことになっている。
夫の父親が去年の春に亡くなって、遺品整理が今年の始めまでかかった。
夫は葬儀の焼香で立ち上がった時に股関節の軟骨を骨折した。
実の父親から呪われている。

激痛で何ヶ月も作業が出来ず、結局のところ私が一人でやっていた。遺品整理は全て捨てるしかなくて、市の指定の業者や粗大ゴミ収集にお世話になり、車に積んで何度も焼却場に行って奈落の底に放り込んで来た。

つくづく、自分はどうあるべきかと考えるようになった。

大切だ必要だと言っても全てはゴミ。

断捨離という言葉が仏教からきているという意味をよくよく感じる。